山東省基本情報
1.歴史と文化
山東省は中華民族古代文明発祥の地の一つです。山東の歴史は四、五十万年以前まで遡ります。世界的に有名な原始社会末期の大汶口文化、龍山文化はみなまず山東で発見されました。夏王朝から山東は奴隷制社会に入り、商王朝統治の中心地区でした。西周は“封邦建国”の策を実行し、姜尚を斉に封じ、周公を魯に封じました。それで今に至っても“斉魯の邦”とよばれています。
山東はわが国古代文化の発祥の地であるとともに、古代文化の中心でもありました。ここはかつて多くの傑出した思想家、科学者、政治家、文学者を生み出しました。学術思想方面では、孔子、孟子、墨子、荀子、荘子、鄭玄などがあり、政治軍事方面では、管仲、晏嬰、孫武、呉起、孫臏、諸葛亮、戚継光、などがあります。歴史学方面では、左丘名、馬粛などがあり、文学方面では東方朔、孔融、左思、鮑照、劉勰、李清照、辛棄疾、蒲松齢孔尚任などがあり、芸術方面では、王羲之、顔真卿、李成、張択端などがあります。科学技術方面では魯班、甘徳、賈思勰、王禎などがあり、医学方面では扁鵲、淳于意、王叔和などがあります。彼らの思想、理論、智慧と学術の成果は、中国の伝統文化の重要な内容を構成し、中華民族の文化的発展に対して広くて深い影響を与えています。
2.自然地理
山東省は中国東部沿海に位置し、黄河の下流にあたります。省都は済南市です。山東半島は渤海と黄海の間に深く入り、東は朝鮮半島、日本列島と海を隔てて相望んでいます。北は遼東半島と相対し、廟島群島がその間に縦列し、天津と中国の首都北京を囲むようにしてまもっています。西北は河北と接し、西南は河南につながり、南は安徽、江蘇と隣り合わせています。全省の東西は最長700キロ、南北は420キロ、総面積は15,67万平方キロです。
山東の地勢は中部山地が突起し、東部丘陵の起伏は緩やかで、西北、西南の窪地は平坦です。泰山が中部に悠然と聳え、全省の最高点となっていて、海抜1545メートルです。
山東は水系が発達していて、黄河は山東を600キロ余り流れています。京杭大運河は省内を東南から西北に魯西平原を縦貫し、長さは630キロです。南四湖、通称微山湖は、全国十大淡水湖の一つです。山東半島は三面を海に囲まれ、海岸の全長は3000キロ余り、近海海域には299の島が散らばっています。
山東省の気候は温和で、雨量は集中し、四季がはっきりしていて、温暖帯半湿潤季節風気候に属しています。夏は偏南風が強く、非常に暑く雨が多いです。冬は偏北風が吹き、寒くて乾燥して、春は天気がよく変わり、乾燥して雨が少なく風沙が多いです。秋は晴れて爽やかで、快適です。全省の平均気温は11―14℃です。雨は6−9月に集中して降ります。
3.行政区画
山東は、歴史上最初は地理上の概念とされていました。主として崤山、崋山或は太行山以東の黄河流域の広大な地区で、金代に山東の東、西二路が設置され、初めて政区の名称とされました。清朝が山東省を設置し、“山東”は本省の固有名詞となりました。現在、全省は
済南、青島、緇博、棗荘、東営、煙台、い坊(維坊)、済寧、泰安、威海、日照、莱蕪、臨沂、徳州、聊城、濱州、荷澤の17の省の直轄地クラスの市に分けられています。
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